文学のおすすめ10選!ベストセラーとジャンルで選ぶ

読書といえばやはり文学。文学のおすすめにはどんな作品があるか気になりますよね。いろいろと読んでみたいけれど、「どの文学を選べばいいのかわからない」「面白そうな文学を知りたい」そんな方のために、おすすめの文学10選をチョイスしました。また、文学のおすすめの選び方もチェックして、文学選びの参考にしてください。まずは1冊読んでみることをおすすめします。おいしいコーヒーとお気に入りの音楽、そしてお気に入りの文学。とっておきの自分だけの読書時間を過ごしてくださいね。

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Osusumo編集部

文学のおすすめな選び方4つ

本屋さんやネットで探しても、なかなかピンとくる文学に出会えない、そんなときは選び方を知っておくと、お気に入りが早く見つかりますよ。文学を選ぶ時のおすすめをまずは4つ。

1.文学初心者でも読みやすい一冊とは?ジャンルをチェック

文学は日本文学・世界文学という大まかな分類があります。その他、純文学・歴史・古典・恋愛・推理・SFなどさまざまなジャンルがあります。まずは自分の好きなジャンルから選ぶのが確実です。

いきなり長編はちょっと…と抵抗のある方は、短編小説を選ぶのがおすすめです。気楽に読めますし、ストーリーにも入り込みやすいですよ。

文豪なら「芥川龍之介」が多くの短編小説を書いています。そのほか探偵小説のアンソロジーやSFアンソロジー、人気作家の短編集なども楽しめます。

2.世界の著名作家100人が選んだ名作が知りたい!世界最高の小説ベスト100をチェック

海外文学も含めて選ぶときは「ノルウェー・ブック・クラブ」が、2002年に公表した「世界最高の文学100冊」から選ぶのもおすすめ。ここから片っ端から読んで100冊読破、というのも楽しいですね。

ちょっとご紹介するとシェイクスピア『ハムレット』・カミーユの『異邦人』・トーマス・マン『魔の山』・ジェイムズ・ジョイス『ユリシーズ』・イプセン『人形の家』など海外の有名な文学から、川端康成『山の音』など日本の文学も。この100冊を読めばかなりの文学通になれそうです。

3.読み応えのあるボリュームがいい!長編小説をチェック

日本・海外を問わず、文学作品の名作には長編小説も多くあります。数冊にも及ぶ文学作品もありますよ。読み応えのある作品を読みたい、という方には長編小説を読むのがおすすめです。

ゴールデンウイークやお正月など長期休暇のときに、たっぷり小説の世界に入り込んでみてはいかがでしょう。

歴史が好きなら山岡荘八の『徳川家康』。全26巻の長編ですが、読んでいるうちにどんどん引き込まれていき、気づけば読破しています。

また、日本で有名な長編小説といえば中里介山『大菩薩峠』。こちらは時代小説で1913年~1941年まで新聞に連載されていましたが、残念ながら作者の死によって未完に終わっていますが読みごたえは十分。

海外ではマルセル・ブルースト『失われた時を求めて』はいかがでしょう。すべて刊行されるまで1913年から1927年までかかったこの小説、世界一長い小説としても知られています。

ヴィクトル・ユゴーの『レ・ミゼラブル』はミュージカルでも有名ですよね。ミュージカルを観たことのある方も、原作を読んでまた味わうというのもいいですね。

4.実際に売れている文学作品が知りたい!amazonの売れ筋ランキングをチェック

選ぶポイントとしては、Amazonの売れ筋ランキングをチェックするのもおすすめです。ベストセラーや売れ筋ランキングに入る文学作品はそれだけ話題性があり、人の気持ちをつかむおもしろさもあるということ。

手に取って読む価値はあります。書評や口コミを参考にするのもいいでしょう。特に、文学を選んだり読んだりするのに慣れていない方にはおすすめの選び方です。

文学のおすすめメーカー・ブランド

文学作品を出版しているのはどんなところがあるのでしょう。おすすめの出版社から出版されている文学作品を選ぶのもいいですね。

1.新潮社

新潮社は創立が1896年(明治29年)という、歴史ある出版社です。優れた文学作品を数多く出版し、新潮の文芸賞である「三島由紀夫賞」「川端康成賞」「小林秀夫賞」「新潮ドキュメント賞」は「新潮四賞」と呼ばれています。

2.早川書房

早川書房の創立は1945年(昭和20年)。早川書房は1953年には『ハヤカワ・ポケット・ミステリ・シリーズ』1959年には『SFマガジン』を刊行しています。海外のミステリやSFを多岐にわたって翻訳・刊行しています。

3.筑摩書房

1940年(昭和15年)創立の筑摩書房は「全集」を多く出版しています。そのほか「ちくま文庫」「ちくま新書」など文学作品からノンフィクション・実用書などほか古典・国語の教科書も毎年刊行しています。

今回の商品の選定ポイント

今回の選定ポイントはまず「著者」。その他出版社や出版日、ページ数も選定ポイントに入れました。フォーマットは紙媒体か電子書籍かの確認です。

  • 著者
  • 出版社    
  • 出版日
  • ページ数
  • フォーマット       

今、一番おすすめする文学はコレ!

誰もが知っている「銀河鉄道の夜』。子供のときに読んだことがあるという方も、今一度手にして、銀河鉄道をジョバンニやカンパネルラとともに旅してみませんか。

宮沢賢治『銀河鉄道の夜』

  • 著者:宮沢賢治
  • 出版社     : 新潮社
  • 出版日:1989年6月19日
  • ページ数:357ページ
  • フォーマット:紙媒体・電子書籍

本当の幸いとは?幻想的で、そして悲しい銀河の旅

宮沢賢治の本は児童文学として売られているものも多く、銀河鉄道の夜も子供が読む本だとよく思われがちです。登場人物が子供であることもあり、小さなころ読んでそれっきりという方もいるかもしれません。

しかし大人にこそ読んでほしい作品です。読後は胸が締め付けられるような哀しさと、生きているもの、死んでしまったものすべてへの慈しみのようなものを感じるかもしれません。

宮沢賢治は熱心な仏教徒だったこともあり、作品にはどこか信心深さからくる人の命や人の幸せへの思いが込められている気がします。

夜空を眺めると星が瞬くほんの一瞬、銀河鉄道が見えるような、そしてジョバンニやカンパネルラの話す声が聞こえるような気がしてならない、そんな作品です。

2chでも名作と話題の作品はこれ!おすすめ日本文学小説4選

名作は、何年経っても読む人たちに感動を与え続けています。本を読んで感じることは人それぞれなのに、長年名作とされ読み継がれているのは、引き付ける強いものがあるからではないでしょうか。

それは作者が登場人物を通して言いたいことやさまざまな思いが、読む人の心に強く伝わるからかもしれません。本を開いた瞬間から文学の中に入りこんでしまう、そんな日本文学の小説を選びました。

1.安部公房 『砂の女』

  • 著者:阿部公房
  • 出版社     :新潮社
  • 出版日:2003年3月・初版:1962年6月8日
  •  ページ数:276ページ
  • フォーマット:紙媒体

読んでいると口の中に砂が入ってくる気がする

じりじりと気持ちが追い詰められてしまいそうな、ありえない話なのにリアリティを感じてしまう阿部公房の『砂の女』。これが書かれたのが50年以上前とは信じられないほど、生き生きとした描写に、思わず口の中に「砂」を感じてしまう人もいるかもしれません。

恐怖とあきらめ、そして慣れ。非日常が日常になっていく不思議な流れは、読む者をひきつけずにはいられません。

自由とはなにか、束縛とはなにか、生きていくこととはどういうことか、また男と女とは?と主人公を通して畳みかけるように問いかけられている気がします。世界20数か国語に訳された名作です。

2.谷崎潤一郎『細雪』   

  • 著者:谷崎潤一郎
  • 出版社     : 中央公論社
  • 出版日:1983年1月10日
  • ページ数:936ページ
  • フォーマット:紙媒体・電子書籍

大阪船場の蒔岡家。4人姉妹それぞれの美しい日々

お芝居や映画、テレビドラマにもなった『細雪』は、1936年から1941年までの大阪船場が舞台です。上方の優美な商家の生活描写は、「こいさん、頼むわ。」というセリフから始まります。

そこからは「耽美主義」谷崎潤一郎の筆力に引き込まれ、気づけば自分自身も大阪船場にいるような錯覚に陥ってしまうかもしれません。

4人姉妹のそれぞれの個性的なキャラクターが、戦争や天災に見舞われながらも優美に暮らすさまに、美しさと切なさを感じずにはいられません。読んでから舞台やドラマを見ると、また異なった感想も持てそうです。

3.夏目漱石『三四郎』

  • 著者:夏目漱石
  • 出版社     : Amazon Services International, Inc.
  • 出版日:-
  • ページ数:265ページ(紙の本)
  • フォーマット:電子書籍

「迷える羊」として明治時代の青春を味わう

漱石三部作と言えば『それから』『門』そしてこの『三四郎』。九州の田舎からでてきた青年、三四郎が東京の大学に通いながらさまざまな経験をしていきます。

そして魅力的でミステリアスな美彌子という女性に恋をするのですが、その美彌子が言ったことばが「ストレイシープ(迷える羊)」。この「迷える羊」という言葉が印象的です。

明治時代の男子大学生の心を、淡々としたそれでいて美しい日本語で描写しています。少し奥手な男性の気持ちはいつの時代も変わらない、そんなことに思いをはせながら読んでください。森鴎外の『青年』はこの小説に触発されたそうですよ。

4.太宰治『人間失格』

  • 著者:太宰治
  • 出版社     : Amazon Services International, Inc.
  • 出版日:-
  • ページ数:284ページ(紙の本)
  • フォーマット:電子書籍

人の心の弱さと孤独を突き付けられる自伝的小説

作家太宰治の遺書ともいうべき作品。自分自身のために書いた精神的な自伝小説ですが、読む者の心のどこかにもある弱さや狡さ、罪の意識というものをえぐりだすような読後感です。

これを書いたのちに、太宰治は玉川上水で山崎富栄とともに入水自殺をしてしまいます。それだけに読んだ後はずっしりと心の中が重くなりますが、一方で人というものは実はみんなこんなもので気づいていないふりをしている「道化」なのでは、と思い至るかもしれません。

太宰治の作品は数多くあり、『走れメロス』は教科書に出ていることもあって親しみやすく思うかもしれませんね。一通り読んだあと、この『人間失格』を読み、太宰治が何を言いたかったのか考えてみるのもおすすめですよ。

海外の最高傑作に触れたい!おすすめ世界文学小説5選

海外にも名作と呼ばれる文学が数多く存在します。誰もが知っているあのタイトル、だけど読んだことがない、という文学も結構あるかもしれません。この機会にまずはこの5選から読んでみてはいかがでしょうか。

1.ヘミングウェイ『老人と海』

  • 著者:ヘミングウェイ・訳:福田 恆存
  • 出版社     : 新潮社
  • 出版日:2003年5月
  • ページ数:170ページ
  • フォーマット:紙媒体

ハードボイルドの原点でもあるノーベル文学賞受賞作品

主人公である老人は「漁夫」。とにかく肉体的にもメンタル的にもタフな老漁夫が4日間の死闘をへて巨大なカジキマグロをようやく釣り上げる、これだけでも興奮するのですが、このマグロを次から次へとサメが食べにきてしまう、この戦いがまたすごいのです。

大自然の中サメと1人戦う老漁夫の描写を読んでいるだけで、疲労困憊してしまいそうですが、彼を慕う少年の存在が心温まります。また老漁夫のつぶやきは、ドキッとさせられることもありますよ。

ノーベル文賞受賞作品ですが、ハードボイルドの原点ともいわれる小説。タフな老漁夫の活躍を、手に汗握りながら読んでください。

2.ウィリアム・ゴールディング『蠅の王』

  • 著者:ウィリアム・ゴールディング・翻訳: 黒原 敏行
  • 出版社     : 早川書房
  • 出版日:2017年4月20日
  • ページ数:367ページ
  • フォーマット:紙媒体

人間の怖さを実感し、その怖さが自分の中にあることにも気づく

イギリスから疎開する際に飛行機が攻撃され、南太平洋に浮かぶ無人島に漂着したのは少年ばかり。大人のいない世界のなかで、最初は秩序だって暮らしていたのがだんだん内部対立が起き、そしていつしか歯止めのきかない戦いが始まります。

読後感は読んですっきり、というより人の怖さや知性や理性を失った心がどうなるかを知ってしまい、心に深くのしかかり、そして考えさせられます。

さらに、自分がもし知性や理性を失ったとき一体どうなるのか、自分こそ人の怖さを持っているのではないか、と気づいてしまうのです。ラストをお楽しみに。

3.ジェイン オースティン『高慢と偏見』

  • 著者:ジェイン・オースティン‎・翻訳:中野 康司
  • 出版社     : 筑摩書房
  • 出版日:2003年8月1日
  • ページ数:360ページ
  • フォーマット:紙媒体・電子書籍

笑わされて、考えさせられてほっとする恋愛小説

たくさんの登場人物たちがしゃべるしゃべる、とにかく魅力的なセリフをよくしゃべる小説。最初は反発しあっていた男女2人の最後が気になる恋愛小説ですが、明るい気分で笑いながら読めますよ。

イギリスの中産階級の人たちは、こんな感じだったのかということも知ることができます。そして何年経っても、人というのは同じようなことを考えるのだということにも気づきます。

ドラマにもなった小説で、今も人気があります。上下巻に別れていますがあっという間に読めてしまいます。出だしからくすっと笑って、最後はホッとして本を閉じることができますよ。

4.カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』

  • 著者:カズオ・イシグロ・翻訳:土屋政雄
  • 出版社     : 早川書房
  • 出版日:2008年8月22日
  • ページ数:450ページ
  • フォーマット:紙媒体

何のために生まれてきたのか。淡々と描かれた残酷さ

カズオ・イシグロのノーベル文学賞受賞作品。ドラマで見たことがある方もいるかもしれませんが、一度は原作を読んでほしい、と思う小説です。

登場人物の子供たちのことが淡々と描かれていますが、それだからこそ生々しくリアルな感じがします。途中で子供たちの事情が分かったとたん、その生々しさが心をえぐってきます。

最後まで静かに物語は進み、そして静かに結末を迎えたとき、やるせないものが心の中に湧き上がってきます。そして人間とは何か、医療の発達とは何か、それは本当に人を幸せにするのか。そんなことに思いをはせながら2度3度と読みたい小説です。

5.ドストエフスキー『カラマーゾフの兄弟』

  • 著者:ドストエフスキー・翻訳:原 卓也
  • 出版社     : 新潮社
  • 出版日:1978年7月20日
  • ページ数:667ページ
  • フォーマット:紙媒体

一見難しそうだけれど読めばどんどん引き込まれていく

ロシアの文豪ドストエフスキーが書いた、と思うだけで難しそうと敬遠してしまいそうですが、意外と読めてしまうのが『カラマーゾフの兄弟』です。その理由は「面白い」ということ。

100年以上も前の小説なのに、読み継がれているのはやはり読み応えがあるのはもちろん、まるで推理小説のような展開につい引き込まれていってしまうからなのです。

最初は登場人物の名前に混乱してしまうかもしれませんが、それさえクリアすれば大丈夫です。注釈がついているので、わからないときはチェックしながら読んでみてください。

上・中・下巻と読み応え十分で、人間の心の醜さや愚かさを思い知ることができます。これで未完ということにも驚くのではないでしょうか。また村上春樹ファンなら必読ですよ。

文学を購入時の気になる疑問・質問

文学を購入するときにありちょっとした疑問や質問をまとめました。文学をあまり読んだことがない方、これから読んでみたいという方ぜひご参考にしてくださいね。

Q1:文学初心者にオススメの選び方を教えて欲しい

最初は文学をどこから選んでいいのか、なかなかわからないですよね。こういう時はまず歴代芥川賞・直木賞など受賞作品から選ぶのがおすすめですよ。

話題性も多かったものが多く、一度は耳にしたタイトルだとなじみやすいですよね。選ばれるだけあって、名作ぞろいです。

また、ネットの口コミやレビューを参考にして選ぶのもオススメ。ちょっとしたネタバレに興味がひかれることもあります。ほめているもの、今一つだというもの、いろいろな意見を参考にしてみてくださいね。

そこで読んでみたいなと思ったものから、手にしてみてください。

Q2:純文学とはなんですか?

よく聞くのが「純文学」という言葉。純文学って何?と聞かれると意外と困ってしまうもの。

純文学とは日本の近代文学の用語で、「純粋な芸術性の要素を目的として作られた文学作品」であり、反対語は「大衆文学」または「通俗文学」です。特に私小説が純文学と呼ばれることが多くあります。

純文学系の雑誌には『群像』『新潮』『すばる』『文学界』『文藝』があげられます。

芥川賞は純文学の優秀作品に、直木賞は無名または新人、そして中堅の作家が書いた大衆小説の優秀作品に与えられます。

まとめ

文学作品、たまには読んでみませんか。時が流れるのも忘れるくらい読書にふけるのも、忙しい現代人だからこそ味わいたいものです。コーヒーを入れて家でゆっくり読むのもよし、カフェの一角で読むのもよし、通勤電車の中で読むのもよし。自分の好きなスタイルで楽しみたいですね。

日本の文学・海外の文学ともに名作が多くあります。気楽な短編小説や、ややヘビーな純文学といろいろなジャンルの文学に親しんで、文学の世界を旅してくださいね。


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